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膝の痛みにもピラティスが有効でした!

こんにちは!YADOKARIの木村です。

今レッスンをさせていただいている生徒さんで
膝の痛みをお持ちの方がいらっしゃいます。

その膝の痛みが
「ピラティスのレッスンしていくうちになくなったよ〜」
というお声をいただきました!

膝の痛みは何が原因だったのか?

ピラティスでどんなことをしたのか?

を今回はまとめさせていただきました!

今回の投稿にあたりご本人様には了承をいただいております。

目次

症状

40代 女性

左膝全体から外側の痛み
(特に長時間歩くと強くなる)

朝階段を降りる時に痛い

ピラティスを受ける前は整形外科で注射を打つなどしていた
 → いまいち効果なし

動きチェック

「長時間歩くと膝の痛みが強くなる」とのことでした。

歩くというのは片脚立ちになる瞬間があります。

片脚立ちした時の体重のかけ方で
その方のバランスのとり方のクセがわかりやすいので
動きチェックでも見せていただくことが多いです。

今回はさらにクセを出しやすくするため
片脚でスクワットを行っていただきました。

左足(左図)の方がカラダの傾きが強く
 左膝が内側に入っています。 

写真をみていただくと

①左右とも上体がたおれてしまうが特に左の方が強い

②左足で行ったときは膝が内側に入ってしまう。

というバランスのとり方をしていました。

ではこの体重のかけ方がなぜ膝に負担をかけるのでしょうか?

膝の痛みがおこる原因は?

痛みの原因は膝がねじれることにあり!

膝関節は上の大腿骨と下の下腿骨で成り立っています。
(加えて膝のお皿もありますが今回は省きます。)

「膝が内側に入る」というのは
この2つの骨に捻りの動きが入ることになります。

簡単にいうとこのねじりの動き
膝関節にストレスを与えると言われています。

ねじれた状態で歩くということは…

「体重をかける」つまり「歩く時」に
このストレスが生じていると考えることができます。
(特に階段や坂道などではなおさら)

数歩であれば膝へのストレスは大したことないので痛みもでません。

しかし長時間歩くというの
は数千〜数万歩になりますよね。

それだけの回数膝にストレスをかけると
蓄積したダメージが爆発して炎症がおこります。

場合によっては腫れたり水がたまったりします。

湿布や注射や水をぬいたりで
一時的におさまったとしても
その歩き方(体重のかけ方)が変わらない限り
無理をすればまた膝が痛くなります。

なので根本的解決には
体重かけたときの膝が内側に入ってしまう動きのクセ
から修正していくことが必要です!

じゃあどこを鍛えればいいの?

膝まわりだけでは不十分!

じゃあどこを鍛えれば良いと思いますか?

「膝周りの筋肉」ですか?

確かに膝周りも重要です。

しかし多くは「股関節まわり」や「足首まわり」
鍛える必要があります。

今回の生徒さんは特に股関節まわりにターゲットをしぼりました。

大きな殿筋と小さな深層外旋筋がありどちらも重要です
殿筋が働くことで大腿骨が外にひかれ膝が内側に入らなくなります

股関節まわりの筋肉には
「殿筋群」「深層外旋筋群」とがあります。

骨盤から大腿骨につく筋肉で
大腿骨を外に引く(外旋・外転させる)作用があります。

そうすることで体重をかけた時に
膝が内側に入るのを予防してくれます。

単純に動かせばいいってものでもない

じゃあ単純に脚を上げ下げすれば良いのかというと
それで解決すればパーソナルトレーニングのニーズはなくなってしまいます笑

なぜかというと

①自分ではその筋肉が正しく使えているのかがわからない

 無理をすると腰やももに負担がかかり
 腰痛や膝痛が悪化する可能性があります。

②上げ下げの運動だけでは
 体重をかけた時のクセは良くならない。

そのため次の工夫をしていきます!

①インストラクターが動きを誘導したり
小道具(プロップ)を使う。

 触れたり揺れたりなどの刺激をいれることで
 使ってほしい筋肉にスイッチが入りやすい環境を作ります。

②様々な姿勢で股関節の筋肉を使えるようにする。

 ある姿勢・動きでは力が入るけど
別の姿勢・動きでは力が入らないことは良くあります。

 様々な姿勢や動きで股関節まわりの筋肉に
スイッチが入るかどうかを確認しながら行っていきます。

実際のパーソナルピラティスをご紹介!

寝た状態から最終的に体重をかけた状態での練習に発展させていきます!

バンドを足にかけることで足からの刺激が入り
股関節まわりの筋肉にスイッチが入りやすくなります!
回転するディスクを両足の下にいれることでより
股関節まわりの筋肉が促通されます。
最終的に体重をかけた状態での練習をします。
特別なシューズを使うことで
膝が内側に入りにくい体重のかけ方をカラダに覚えこませます!

これ以外にも四つ這いや膝立ちの姿勢などで
お腹まわりや股関節まわりの筋肉にスイッチをいれるようなメニューを組ませていただきました!

さぁ結果は!?

右図ではカラダの傾きが減り
膝が内側に入るクセが良くなっています!
右足も右図ではカラダの傾きが減っていますね!

1回のピラティスでも変化を出すことが出来ました!

この正しい動きを繰り返し行うことでカラダが少しずつ記憶していきます。

最終的に意識しなくても バランスがとれるようになってきます。

そうすることで
長時間歩いても膝へのストレスが最小限に抑えられ痛みが予防できる
ということになります!

最後に動画でもレッスン前後での変化をご確認ください!(動画は左足のみ)

まとめ

膝の痛みの原因は様々あり今回はあくまで一例ですが

共通して言えるのは
「股関節や足関節の筋力の低下やバランスの低下が
膝に悪い影響を与えていることが多い」
ということです。

なので
「膝まわりだけでなく腰回り(体幹)、股関節、
足関節と全体のバランスを整えていく」必要があります!

人それぞれでカラダの使い方や感覚が違うため 
それぞれに合ったやり方を一緒に探していくことが解決の近道になります。
それにはパーソナルが特におすすめです!

長年続く膝の痛みでお悩みの方はお気軽に一度ご相談ください!

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