肩の痛みは整形外科で働いていた時も多く対応させていただきました。
「腕があがらない・・・」という症状もありますが
それと同等またはそれ以上に
「手が後ろにまわせない・・・」
という症状でお困りの方も多いはず。
そこで今回は左肩の痛みにより
後ろに回せなくなったケースです。
筋膜整体1回の施術により
大きな変化を得ることができました！
今回の投稿にあたり御本人様には了承をいただいております。
下の方には動画も載せてますので
最後までご覧ください～。
プロフィール
年齢・性別：60代 女性
仕事：事務 家事全般
現在の症状：左肩関節の前の痛み
上に挙げることはできる
手を後ろに回すことができない
1年前より徐々に悪化
（3～4週前より悪化）
特にきっかけなく発症
経過・治療歴
高校時代バレーボールで一度痛めて以来
無理をすると痛みがでる。
3年前にもゴルフで痛めた。
→ 鍼治療にて数か月通い改善。
今回は湿布のみ → 大きな変化なし
過去のケガ
右鎖骨骨折（高校生 バレーボール）
両指のつき指（高校生 バレーボール）
動きの検査
左肩を前や横にあげる動き
→ 痛み発生なし
左肩を後ろにあげる動き
→ 左肩の痛み発生
左手を後ろにまわす動き
→ 左肩の痛み発生
肩から腕にかけてのしびれもあり
筋膜のかたさの検査
腰から下のケガの既往がないことから
上半身を中心に検査をしました。
その結果
左右の手のひらと肩や鎖骨回りの筋肉に
かたさがみられました。
施術も左手から右手の広い範囲で行っていきました。
施術後
左肩を後ろにあげる動き
→ 左肩の痛みなし
左手を後ろにまわす動き
→ 左肩の痛み８割消失
腕のしびれはなし
動画もご紹介～（施術の様子も少しあります）
その後の経過
若干の痛みが残っていたので
2週間後で2回目の施術を予定していましたが
その間の経過で
「ほとんど気にならないくらいになった」とのことだったので
そのまま様子をみていただくこととなりました。
（時間の経過とともに筋膜バランスが整いさらに良くなるということもよくあります。）
まとめ
左だけでなく現在は症状のない右側も範囲にふくめることで
1回の施術で大きな反応が得ることができました。
過去の右鎖骨の骨折や両指の突き指の経験から
その周りに筋膜のかたさができたことが予想されます。
その状態でバレーボールをしていたので
左右に引っ張られるような形で左肩の筋肉に負担をかけ
痛みを生じていたと考えられます。
スポーツを引退してしまえば負担が減るので
症状が良くなったようにみえますが
表面化していないだけなので無理をすればまた痛くなります。
今回は肩関節でしたが それに限らず
「患部を休めれば良くなるが使えば痛くなる」のような
反復する症状をお持ちの方は
同じような筋膜バランスがとれない状態になっている可能性があります。
バランスを整えることで慢性的な症状も解決する可能性が高いです！
長年続く不調にお悩みの方はお気軽に一度ご相談ください！
